中村氏は、陶芸を学び始めて間もない頃、瀬戸の美術館で光悦の楽茶碗に出会い、足がすくむような感動に揺り動かされ、以来ひたすら実物に近づくため写しに徹したと言います。中村氏が作陶する光悦と長次郎の写しは、写しという世界に留まらず中村康平の独自の美の世界へと誘ってくれます。

中村梅山の三男として金沢市に生まれる      
            
1973年　多摩美術大学彫刻科卒業            
1979年　文化庁第一回国内研修員に選ばれる            
1990年　朝日現代ｸﾗﾌﾄ展招待(うめだ阪急、有楽町阪急)            
1996年　サントリー美術館大賞特別賞’96(サントリー美術館)            
1997年　Contemporary　Ceramic　Art(メトロポリタンミュージアム)      
2006年から　銀座一穂堂サロンにて個展開催
2012年　｢工芸未来派展」金沢21世紀美術館、野村美術館個展
2013年　菊池寛実記念智美術館「茶碗展」に出品、銀座一穂堂にて個展

ニューヨークメトロポリタンミュージアム、京都国立近代美術館、東京国立近代美術館、野村美術館、金沢21世紀美術館　他